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妙義山ちょっと危険な岩稜歩き〜白雲山編

あなたは人目の来訪者です。


相馬岳の標高1103.8m、金洞山東岳の標高1094m
白雲山は2001年10月27日、金洞山は11月7日に登る

「妙義山といえば上毛三山のひとつ。標高は一番低いものの、その峨々たる山容は山に興味のない人間の眼すら 惹きつけるに十分である。岩山であるがゆえ稜線は鎖場が連続し、足下が切れ落ちた断崖上を歩く危険度の高い 登山を余儀なくされる。」

 というありきたりの前置きは、このページにたどり着くような人には無用でしょうね。
 9月27日に栃木の石裂山に登って以来、「岩山は全身運動になって良い」という変なスローガンを掲げることになり、小型ながら荒くれた岩山の宝庫「西上州エリア」に目をつけたのでした。
 以前から気になっていた妙義山、立ち寄るたびに一般ハイキングコースより上の「危険、上級者以外立入禁止」の警告看板に足止めされていた稜線、自分なりにいろいろな山を歩いて来たのでそろそろクリアできるかな?と思い挑んでみました。基本的に山は単独行の私としては「危険」の2文字のリスクを回避すべく、インターネットで情報収集を行い、特に初回は気象条件(数日降雨がなく、岩が滑らないこと)、登山者が多く万が一事故があっても救出されやすい休日をねらう等周到な計画(?)のもとに比較的整備の進んだ白雲山側に挑みました。


 10月27日(土)、たまたま私の誕生日にアタックすることになりました。11:00ごろ妙義神社前の町営駐車場に着きました。天気の良い休日なので大変な人混み、もろに観光地の世界です。これから挑もうとする岩稜とは対照的であろうと思いました。
 神社右わきの登山道から、樹林帯の中を登ってゆきます。天気は晴れ、無風に近く暖かいため、急な山道は秋とはいえ、すぐに汗だくになりました。とはいえ、下部は意外なほどおだやかな低山の雰囲気で、奥久慈男体山付近を思わせました。


 妙義神社から30分ほどで大の字に着きました。ここまでは一般ハイキングコースのようですが、展望台である大の字には写真のようにかなり急斜度の鎖を登ります。小手調べに登りたかったのですが家族づれが占拠しており、年輩の方が鎖でふんづまっていたのでやめ、先を急ぐことにしました。

 ここからいよいよ上級コースです。未熟者は立ち去れという警告板があります。奥の院付近で垂直に近い鎖場に逢いました。これぞ妙義!と思いましたが、ホールドもスタンスもしっかりして登りやすく、恐怖感を覚えるほどではありません。もっとも岩場、鎖場の経験が無い人はやめたほうが良いのは当然です。





 見晴らしというところまで登山開始から約50分。ここからはかなり高度感を感じさせる大沢の谷をはさんで裏妙義や妙義富士の絶壁が一望で絶景です。高所恐怖症の人には耐えられないでしょうが、そんな人はここまで登ってこられまい。
 切れ落ちた岩塔の上はまさに鳥さんの気分です。





 見晴らしからまもなく、再び鎖場です。奥の院の鎖場は垂直ながら谷っぽい場所でしたが、今度はいかにも稜線といった高度感ある岩場です。ただし、岩に不慣れなおばさんたちがダンゴになっていて興ざめでした。さすがに軽装ではありませんでしたが、休日ですとこういう素人っぽい中高年ハイカーがうじょうじょで閉口させられることが多いです。「上級コース」という緊張感が一気に崩れ落ちました。が、右の写真のようにヘルメット装着で気合いを入れて登っている人もおり、実に不思議な山でした。


 妙義山は指導標が他の山より乏しい傾向にあり、たどりついたピークが、どの山頂なのかわからないうちに大ノゾキにたどりついてしまいました。13:00、家族に山頂に着いたよの連絡を入れます。携帯電話が使える山というのはなんとなく安心です。キレットをはさんで、天狗岳の大断崖が見えます。ここを白雲山山頂と見なして引き返すことにしました。最高峰の相馬岳はまだ先ですが、かなり下るキレットから登り返しては帰宅予定時間オーバーになってしまいます。(茨城県の我が家は遠い)



 白雲山大ノゾキからの眺望は最高でした。裏妙義の後ろに美しく浅間山が広がっていました。





写真(上から)
1.白雲山を望む
2.大の字へ登る鎖場
3.見晴らしから裏妙義を望む
4.鎖場でダンゴ状態のおばさんたち
5.クライマーっぽい感じ
6.天狗岳の岩壁を望む
7.白雲山から浅間山を望む







<最後に>

 表妙義の稜線歩きでも、白雲山側は比較的整備が進み、休日には入山者も多く、さほど恐怖感はありません。
 ただし、岩場に慣れない人が休日には多く見かけられ、はなはだ危なっかしく、かつ迷惑です。
 この山にくる前に下記のような、よりやさしい岩山で修行を積んでこられることをおすすめいたします。

   ・栃木県宇都宮市の古賀志山 (94年ごろ?:ハシゴ、鎖入門)
   ・〃鹿沼市の岩山 (98年11月:猿岩の垂直鎖場は妙義山並で雨上がりに足を滑らせた。超低山ながら面白い山)
   ・  〃 石裂山 (01年9月:整備の行き届いた岩山入門)
   ・福島県いわき市の二ツ箭山 (98年11月:頂上直下の鎖がけっこうなもので、振られて背中を打った)
   ・福島県只見町の蒲生岳 (01年5月:足場の悪い岩の急斜面多い。会越のミニマッターホルン)
   ・福島県常葉町の常葉鎌倉岳 (95年10月:歩きにくい急斜面あり、阿武隈の異端児)

  • 続編〜11月7日、妙義山の金洞山に登る

  • その続編〜11月23日、高岩に登る

    山好きなぱパ


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